2023年4月28日(金)、 京都府知事による臨時記者会見が開かれ、新型コロナウイルス感染症の5類への位置づけの変更(5月8日~)にともなう対応について公表されました。
2023年5月8日(月)からの変更のポイントは、大きく3つあります。
- 「限られた」医療機関による「特別な」対応
⇒「幅広い」医療機関による「自律的な通常の」対応 - 特措法・基本的対処方針に基づく各種措置
⇒終了 - 基本的な感染症対策
⇒個人や事業者の判断に委ねられる
※「ガイドライン推進宣言事業所ステッカー事業」なども5月7日(日)で終了
そのほか具体的な内容は、例えば次の通りとなっています。
療養
- 発症日を0日目として「5日間」、外出を控えることを推奨
- 5日目に症状が続いていた場合
⇒「症状軽快後24時間」までは外出を控えることを推奨 - 10日間が経過するまで
⇒マスクの着用、高齢者等ハイリスク者の方との接触を控えるなど配慮 - 陽性者の登録・健康観察・生活支援物資送付・宿泊療養施設の運営
⇒5月7日(日)で終了
(厚生労働省より)
入院調整
- 軽症の方 医療機関間で入院調整
- 重症等患者の方 入院支援センターが入院調整を支援(9月末まで)
※最終的には医療機関間での調整を基本とする仕組みへの移行を目指す
各種医療相談窓口(症状悪化時等の相談体制は継続)
- 発熱・後遺症
⇒「きょうと新型コロナ医療相談センター」
075-414-5487(24時間) - 陽性者の症状悪化
⇒「京都府療養者相談ダイヤル」
075-708-7159(24時間)
⇒「京都市療養者相談ダイヤル」
050-3614-9575(24時間)
医療費(5月8日~9月末まで軽減策を実施)
- 入院医療費
⇒高額療養費制度について、自己負担の上限額を最大2万円引き下げ - 薬剤費
⇒新型コロナウイルス感染症治療薬は全額公費負担
※手技料(処方箋代など)のぞく
ワクチン無料接種(来年3月末まで延長)
- 65歳以上の方
2023年5月8日(月)~2024年3月末 - 基礎疾患のある方
2023年5月8日(月)~2024年3月末 - 医療機関・高齢者施設等従事者の方
2023年5月8日(月)~2024年3月末 - それ以外の方
2023年9月1日(金)~2024年3月末
※対象者は5歳以上で初回接種(1回目・2回目接種)済の方
※5~11歳のオミクロン株対応ワクチン未接種者は、5月8日(月)以降も接種可能
※初回接種がまだの方は、来年3月末まで随時接種可能
患者発生動向の公表
- 定点医療機関からの報告による把握に変更
- 公表は週1回に
※初回は5月8日(月)~14日(日)分を5月19日(金)に公表 - 死亡者数は、死亡届をもとに厚生労働省が集計する「人口動態統計」で公表予定